映画: Kōgo Noda
- 1953
東京物語 (1953)
東京物語8.11953HD
戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。...
- 1959
浮草 (1959)
浮草7.51959HD
旅回りの駒十郎一座の乗った船が港に着いた。駒十郎は一膳飯屋にお芳を訪ね、その昔二人がもうけた清も今では郵便局に勤めていると知って安心する。清には駒十郎はお芳の兄ということになっていた。駒十郎の連れ合いのすみ子は、清のことを不審に思い加代に清を誘惑してくれるよう頼む。加代と清は恋仲になり、それを知った駒十郎は加代とすみ子を激しく叱りつける。客入りの悪くなった一座は解散することになり、駒十郎と清は加代を巡って対立する。お芳は清に駒十郎が実の父親だと打ち明けるが、清は許さず、駒十郎は気が抜けたように立...
- 1957
東京暮色 (1957)
東京暮色7.71957HD
親子愛の断層に焦点を当てた巨匠・小津安二郎の異色作――― 杉山周吉は、20年前、妻にその愛人と逃げられ、長女を嫁がせた今、次女・明子とひっそりと暮らしている。だが、最近明子の帰宅が遅れがちなことに気をもんでいた。明子は年下の恋人の子を妊娠、それを知って姿を消してしまった彼を毎晩探しさまよっていたのだ。そんなある日、ふとしたことから明子は自分や父を捨てた実母と再会。何も知らなかった明子は、母のみだ…...
- 1956
早春 (1956)
早春7.51956HD
蒲田に妻と住む杉山正二は、丸ノ内への通勤途中で知り合ったサラリーマンたちと仲良くなり、退社後に遊びに行くのが日課となっていた。妻は退屈な毎日から逃れるように、おでん屋を営む母の実家へ帰ったりしている。通勤仲間と出かけた江ノ島で、杉山は金子千代と接近。千代の誘惑に耐えきれず、関係を持ってしまう。二人の関係に気づいた杉山の妻は家出して、旧友のアパートに転がり込んだ。同僚の死をきっかけに、杉山は自分の生き方を振り返り、千代と別れようと考え始める。ちょうどその頃、会社で地方工場への転勤話が持ち上がった。...
- 1949
晩春 (1949)
晩春8.01949HD
鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす大学教授の曽宮周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉の実妹・田口まさは、そんな2人が気が気でなく、何かと世話を焼いていた。いつまでも渋る紀子を結婚させるため、周吉はついにある決断をするのだった。...
- 1959
お早よう (1959)
お早よう7.71959HD
郊外の住宅地、長屋のように複数の家族が隣り合って暮らしている。林家の息子実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)はテレビがほしいと両親にねだるが、聞き入れてもらえない。子供たちは、要求を聞き入れてもらえるまで口を利かないというストライキをして、最終的に買ってもらうのだった。 ...
- 1962
秋刀魚の味 (1962)
秋刀魚の味7.81962HD
周平(笠智衆)は、妻とは死別し、長男の幸一(佐田啓二)は結婚して家を出て団地暮らし。いまは娘の路子(岩下志麻)と次男の和夫(三上真一郎)と3人安らかに暮らしていた。 ある日、周平はいつものように友人の河合(中村伸郎)、堀江(北龍二)と酒を飲みに行く。 話題は路子の嫁行きの話になり、まだ路子を嫁にやることなど考えてもいなかった周平は悩み始める…。 日本映画界の巨匠・小津安二郎監督の最後の作品で、妻に先立たれた男とその子供達の幸せの中にもなぜか潜む孤独と寂しさを描いた作品。...
- 1958
彼岸花 (1958)
彼岸花7.41958HD
平山は娘の文子が相談もなしに結婚を決めたことを激怒する。知人の娘の縁談には寛容だが、自分の娘の結婚には冷静になれない父親の姿を描いた、小津監督初のカラー作品。...
- 1951
麦秋 (1951)
麦秋7.81951HD
結婚にあまり興味のない娘と、そんな娘に早く結婚してほしいと気を揉む家族を中心にさりげない日常をユーモアを織り交ぜ淡々と細やかに描く感動作。敗戦後わずか6年の作品とは思えないモダンな息づかいには驚かずにはいられない。北鎌倉に住む間宮家では適齢期を過ぎた娘紀子の結婚が何より気がかり。当の紀子は大手の会社で秘書として働き、いまだのんきに独身生活を楽しんでいる風だった。やがて、そんな紀子に縁談話が立て続けに舞い込むのだったが……。 巨匠・小津安二郎監督を代表する傑作の1本。...
- 1961
小早川家の秋 (1961)
小早川家の秋7.51961HD
京都の造り酒屋・小早川の長男は早く死に、その未亡人の秋子に親戚の北川が再婚話を持ってくる。相手の磯村は鉄工所の社長でちょっとお調子者だ。また、次女の紀子も婚期を迎えて縁談が持ち込まれるが、彼女は大学時代の友人で、札幌に転勤することになっている寺本に思いを寄せていた。一方、小早川の当主・万兵衛は最近、行き先も告げずにこそこそと出かけることが目立つようになった。店員の丸山が後を尾けるが、したたかな万兵衛に見つかってしまい失敗。小早川の経営を取り仕切る入り婿の久夫と長女の文子夫婦が心配して行方を突き止...
- 1952
お茶漬けの味 (1952)
お茶漬けの味7.61952HD
田舎出身の佐竹茂吉は、社長の親友の娘で上流階級育ちの妙子と結婚した。妙子は一等車での旅行や野球観戦などで遊び回り、茂吉は妙子の嫌いなタバコ「朝日」を吸い、出かけるときは三等車に乗り、酔って帰ってはお茶漬けを食べていた。茂吉と妙子の溝は深まるばかり。妙子が同級生の住む神戸へ旅行している間に、茂吉の海外出張が決まり、妙子に連絡がつかないまま茂吉は日本を発ってしまう。...
- 1960
秋日和 (1960)
秋日和7.71960HD
美しい未亡人の母親に持ち込まれた再婚話に、娘は抵抗するが……。母娘の愛情を細やかに描いた、小津安二郎監督の晩年の傑作。原節子、司葉子、笠智衆ら名優ぞろいのキャストにも注目。...
- 1950
宗方姉妹 (1950)
宗方姉妹71950HD
日本の古い因習に縛られて生きる姉・節子と、そんな呪縛から解き放たれて自由に生きる妹・満里子。夫が失業し、やむなくバー勤めをする節子だが、ひそかに神戸の家具屋・田代に惹かれていた。満里子はそんな姉の気持ちを知り、気が気でならなかった。...
- 2013
東京家族 (2013)
東京家族7.32013HD
2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員...
- 1932
生さぬ仲 (1932)
生さぬ仲7.01932HD
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- 1930
その夜の妻 (1930)
その夜の妻6.51930HD
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- 1932
青春の夢いまいづこ (1932)
青春の夢いまいづこ6.51932HD
名匠・小津監督が、前作「~生れてはみたけれど」に続いて、序列社会がもたらす悲喜劇を緩急巧みに綴ったサイレントの青春ドラマ。皆の憧れのマドンナたるヒロインを田中絹代が愛らしく好演するのも見もの。 会社社長の御曹司・堀野は、同じ応援部に所属する島崎と熊田、勉強家だがうだつの上がらない斉木と、いつもつるんで気ままな大学生活を送る悪友4人組。堀野は、皆の行きつけの店の看板娘・お繁と恋仲にあった。ところがある日、父親が急死し、堀野は大学を中退して新社長の座に就任することに。やがて島崎や斉木たちも、彼を頼...
- 1933
東京の女 (1933)
東京の女6.81933HD
警察ににらまれた姉の身を案ずる弟の苦悩を描き、時代の行き詰まった空気も感じさせる一篇。現存する数少ない岡田嘉子主演の小津作品で、監督自身は、低いアングルなどの画面ポジションはこの頃決まったと回想している。なおシュワルツなる原作者は架空の人物。 学生の良一(江川宇礼雄)は、姉のちか子と2人で暮らしていた。ちか子(岡田嘉子)は会社勤務のタイピストだが、退社後は大学で翻訳の手伝いをしていると聞かされていた。ところがある日、良一の恋人春江(田中絹代)が兄から、ちか子が退社後に翻訳をしていると言うのはウ...
- 1949
わが恋は燃えぬ (1949)
わが恋は燃えぬ5.61949HD
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- 1931
東京の合唱 (1931)
東京の合唱6.71931HD
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